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1993 Fiscal Year Annual Research Report

再生紙の畑作マルチへの利用の可能性

Research Project

Project/Area Number 05660293
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

岩崎 正美  鳥取大学, 農学部, 助教授 (60032299)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 邦夫  鳥取県農業試験場, 室長
神近 牧男  乾燥地研究センタ, 教授 (20032310)
石原 昂  鳥取大学, 農学部, 教授 (30032056)
Keywords再生紙 / マルチング
Research Abstract

1)再生紙マルチの温度特性:供試再生紙は坪数115〜180g/m^2と、坪数125g/cm^2に墨汁(1、3、5%濃度)を用いてスプレーガンで吹き付け着色したものである。そして比較のため厚さ0.03mmの透明ポリ、黒色ポリ、シルバー3層ポリおよびアルミ蒸着ポリを用いた。
まず畑地土壌(埴土)の晴天時においては、日中の温度の高い順に透明ポリ、黒色ポリ、再生紙(3%)、対照区(裸地)、再生紙(125g/m^2)となった。再生紙は他のマルチ資材に比べ温度が低く推移し、最高時において透明ポリマルチに比べ8℃、対照区である裸地に比べても3℃以上低い。しかし、夜間の温度変化は裸地に近い。曇天下においては、昼夜とも裸地に近い温度で推移する。墨汁3%の着色によって日中大きな昇温効果が得られ、黒色ポリに近い温度となるが、夜間には無着色の紙(125g/m^2)と1℃の差にまで低下した。
以上のことから、紙マルチはポリマルチと異なり、紙表面から蒸発を行うことによって、潜熱を奪い土壌温度を低下させていることが分かる。したがって、日射量や気温ばかりでなく大気の湿度、風および土壌水分条件が温度変化の大きな要因になると考えられる。
2)再生紙の引張強度:坪数の異なる5種(115、120、125、160、180g/m^2)と添加物の配合の異なる2種(坪数125g/m^2)の最大引張強度(N)および破断時の歪み(%)は平均値において115-125g/m^2で40N、4.2%、160-180g/m^2で52N、3.2%を示した。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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