1995 Fiscal Year Annual Research Report
自己免疫疾患の自己抗原ANCAのミエロパーオキシデ-スの分子状態解析
Project/Area Number |
05670212
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Research Institution | National Institute of Health |
Principal Investigator |
鈴木 和男 国立予防衛生研究所, 生物活性物質部, 室長 (20192130)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大川原 明子 国立予防衛生研究所, 生物活性物質部, 研究員 (30260277)
佐々木 次雄 国立予防衛生研究所, 安全性研究部, 室長 (60142139)
山河 芳夫 国立予防衛生研究所, 細胞化学部, 主任研究官 (50100102)
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Keywords | 自己免疫疾患 / ミエロパーオキシダーゼ / MPO / 好中球 / ANCA / 腎疾患 / 腎炎 / リウマチ |
Research Abstract |
慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、半月体形成腎炎(CRGN)などの自己免疫疾患において、最近、正常時はほとんど血中に認められない好中球の顆粒酵素のMPOが自己抗原となり抗MPO自己抗体(ANCA)が血中に増加することが問題となっている。これらの疾患において、血中MPO活性と抗MPO抗体との相関関係についてわれわれはすでに報告してしてきている。特に、病初期の血中MPO活性は高値を示し、急性炎症像に類似している。自己免疫疾患の発症機序を明らかにするために、自己抗原となるMPOの蛋白質、活性とその抗MPO自己抗体の3者の測定系を確率する必要があった。昨年度までに、ウエスタンブロットにより半月体形成腎炎の患者血清は、MPOの59kDaの長鎖と反応し、Endoglycosidase-Hで糖を切断したところ抗MPO血清は強く反応したことから、抗MPO血清はMPOの59kDaの長鎖の糖結合箇所付近が反応部位と推定した。そこで、本年度は、59kDaの長鎖をいくつかの部分のフラグメントに対応するリコンビナントMPOフラグメントを作成した。当初は、GETとの融合蛋白質として作成したが、目的のサイズより小さく切断されたフラグメントのみが出来たので、Hisx6と結合したフラグメントとして作成することを試み、目的とするサイズのリコンビナントMPOフラグメントを検出できた。キレートカラムによりリコンビナントMPOフラグメントを精製し、抗ヒトMPO抗体および患者血清を用いウエスタンブロットにより反応することを確認した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Mohamed, A. et al.: "Production and characterrization of polyclonal anti-canine interleukin-8 antibodies." Immunology. (in press). (1996)
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[Publications] Saeki, T. et al.: "Significance of myeloperoxidase in rapidly progressive glomerulonephritis." Am. J. Kidney Dis. 26,13-21,1995.26. 13-21 (1995)
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[Publications] Nagao, S. et al.: "Modificaiton of delayed-type hypersensitivity reacthions by muramyldipeptide in guine a pigs." FEMS Immunol. Med. Microbiol.11. 231-246 (1995)
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[Publications] Matsumoto, Y. et al.: "Morphological alteration of canine neutrophils induced with recombinant canine interleukin-8." J. Toxicologic Pathol.8. 239-244 (1995)
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[Publications] Wang, C.-R. et al.: "T cell receptor-mediated signaling events in CD4+CD8+ thymocytes undergoing thynmic selection : Requirement of calcineurin activation for thymic positive selction but not negative selection." J. Exp. Med.181. 927-941 (1995)
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[Publications] 中山俊憲、鈴木和男: "免疫・Immunology Frontier :胸腺内T細胞選択とシグナル伝達" メデイカルビュー社,