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1994 Fiscal Year Annual Research Report

T細胞分化抗原CD7の発現機構と機能の解析

Research Project

Project/Area Number 05670312
Research InstitutionAICHI MEDICAL UNIVERSITY

Principal Investigator

吉川 和宏  愛知医科大学, 医学部, 講師 (60109759)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 利忠  愛知県がんセンター研究所, 副所長 (00124529)
KeywordsCD7 / T細胞 / 膜抗原
Research Abstract

1.マウス染色体遺伝子の単離:マウス7cDNAをプローブとして、ES細胞、及びBALB/cマウス腎臓細胞由来の染色体遺伝子ライブラリーをスクリーニングし、これまでに4個の陽性クローンを得た。これらクローンの制限酵素地図を作製したところ、それぞれのクローン間で部分的に共通な部分を持ち、これらを結合すると全長24.4kbとなった。またこの遺伝子のエクソン、イントロン構造について検索したところ、本遺伝子は4つのエクソンから構成され、およそ2.5kbに分布していた。また各エクソンはそれぞれリーダー、細胞外、膜貫通、細胞内の分子構造に対応しており、ヒトCD7と極めて類似していることが明かとなった。この遺伝子のプロモーター領域900bpについてヒトCD7と比較したところ、8bp以上一致する配列が10カ所認められた。またマウスのThy1あるいはT細胞レセプターV遺伝子と一致する配列が2カ所、GC boxが1カ所認められた。CD7抗原の機能を検索することを目的に、本遺伝子を破壊した遺伝子欠失マウスの作製を初めている。
2.抗マウスCD7抗体の作製:これまでに本抗原の細胞外ドメイン部分の2カ所に相当する21および19アミノ酸の合成ペプチドを作製し、家兎に免疫し、ELISAでは20万倍希釈まで反応する抗体を得た。これら抗体の反応性についてマウスcDNAおよび染色体遺伝子を導入して得られたトランスフェクタントを標的抗原として免疫染色、ウエスタンブロッティング法により検索したが、残念ながら反応性は認められなかった。そこで現在合成ペプタイドとして細胞外ドメイン、細胞内ドメインのアミノ酸配列より各一カ所を選択、合成し、新たに抗体の作製を始めている。また本抗原210アミノ酸のうち183、あるいは151アミノ酸とヒスチジンTag,あるいはGSTとの融合蛋白を大腸菌により作製し、精製蛋白を得ており、これを免疫原として抗体の作製を行っている。
3.リガンドの同定:CD7抗原のリガンドを同定するために、ヒトIgGFcとヒトおよびマウスCD7の可溶化融合蛋白の作製を始めており、これらを免疫原として抗体の作製も行う予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Kazuhiro Yoshikawa: "Molecular cloning of the gene coding for the mouse T-cell antigen CD7" Immunogenetics. 41. 159-161 (1995)

  • [Publications] Shogo Banno: "Monoclonal antibody against PRAD1/Cyclin D1 Stainsnuclei of tumor cells with translocation or amplification at BCL-1 locus" Jpn.J.Cancer Res.(Gann). 85. 918-926 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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