1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05670347
|
Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
大城 等 鳥取大学, 医学部, 助教授 (40160486)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒沢 洋一 鳥取大学, 医学部, 助手 (50161790)
|
Keywords | 転倒 / 骨折 / 高齢者 / 危険因子 / 骨粗鬆症 / 重心動揺 / 運動 |
Research Abstract |
調査方法 鳥取県会見町の1/3に当たる8地区の60歳以上の住民を対象として、平成5年7月から9月にかけて、循環器検診会場にて、身体機能検査(重心動揺距離、歩行速度、握力、大腿四頭筋筋力、上腕三頭筋筋力、機能的リーチ、椅子立ち上がり時間等)、日常生活活動性に関する面接調査を実施した。検診当日未受診だった者について、11月に補足検診を実施した。平成6年2月に行われた各地区での検診の結果報告会で、転倒事故の記録用紙(転倒カレンダー)を配布し、1年間の記録を依頼した。 調査の結果及び進行状況 循環器検診時に183名、補足検診時に15名の調査を実施した。最終的に全対象者の76%について調査を行った。身体機能検査の平均値は、重心動揺距離(20秒閉眼)50.6mm、握力(きき手)23.0kg、6m歩行速度8.8秒、歩数9.9歩、6m速歩7.6秒、歩数8.6歩、大腿四頭筋筋力(踏みきり足)20.6kg、上腕三頭筋筋力(きき腕)14.4kgであった。これらのうち、重心動揺距離、速歩歩行速度、握力が年齢と強い相関を認めた。日常生活活動性に関する面接調査は現在解析中である。転倒カレンダーについては、第1回目の回収を平成6年6月、第2回目を10月、第3回目を2月に行い、転倒の報告があったものについては、転倒時の詳細について聴取し、身体機能検査結果、日常生活活動面接調査結果、循環器検診結果、骨量測定結果と照合し、転倒及び転倒による骨折のリスクファクターを検討する予定である。
|