1993 Fiscal Year Annual Research Report
肝細胞の癌化に伴う中間径フィラメントの動態とその意義
Project/Area Number |
05670490
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
岡上 武 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (20150568)
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Keywords | 肝細胞癌 / 肝細胞中間径フィラメント / 免疫電顕 |
Research Abstract |
1)肝細胞癌症例の癌部、非癌部の肝細胞中間径フィラメント(1F)の免疫組織化学的検討と、1Fの抗原性の変化の検討。 癌部、非癌部肝組織を対象にwhole mount umembedded法を用いた免疫電顕を行い、CKの抗体と反応しない1Fを癌部に多数認めた。これは検索しえた全ての肝癌症例に共通の所見であった。現在抽出した1Fの標本を用い、尿素にて可溶化し、細胞骨格蛋白を抗CK抗体を用いてWesterm blothingを行って検討しているところである。 さらに、ゲルを蛋白染色してみられるバンド(1F分画)とWestern hlottingしてみられるバンドの比較検討も行っているところである。 2)上記症例について、原因となるウイルス(HRD,HID)による差の有無について検討したが現在迄は両者に有意〓は見られていない。
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