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1994 Fiscal Year Annual Research Report

抗ガングリオシドD2モノクローナル抗体の神経芽細胞腫治療応用のための基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 05670668
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

堀部 敬三  名古屋大学, 医学部, 講師 (30209308)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長谷川 真司  名古屋大学, 医学部, 医員
Keywords神経芽細胞腫 / 抗ガングリオシドD2モノクローナル抗体 / 免疫療法
Research Abstract

抗ガングリオシドD2マウスモノクローナル抗体のマウスin vivoにおける抗腫瘍効果を検討した。
6週齢のBALB/cヌードマウスの背部皮下に神経芽腫細胞株TGW-I-nuを移植し、モノクローナル抗体のin vivo投与の効果を調べた。15EA03:まず皮下に明らかな腫瘤の形成された時点(腫瘍体積11〜94μ1)から、モノクローナル抗体100μgを4回静注した。使用した抗体は220-51、A1-410、3F8の3種である。
どの抗体を用いた場合でも、腫瘍の明らかな縮小は認められなかった。しかし、静注開始から1週間の腫瘍の増大倍率をコントロールと比較した場合、コントロール群が8.1±1.3倍(n=3)であったのに対し、220-51投与群では5.3±3.0倍(n=3)であり、有意ではないが増殖率の低下を認めた。A1-410投与群のそれは6.1±1.8倍(n=3)であり、増殖率の低下は認められなかった。
次に腫瘍サイズが5,500〜7,400μ1に達した時点から220-51の投与(100μg、4回静注)を開始した。この場合、コントロール群が 2.0±0.3倍(n=3)であったのに対し、220-51投与群では1.5±0.2倍(n=3)であり、有意な増殖率の低下を認めた(p<0.05)。
腫瘍を移植したマウスは抗体の投与の有無にかかわらず生存期間に差はなく、最終的には腫瘍死し、抗体投与による延命効果は認められなかった。
今回用いた抗体の種類、投与量では腫瘍の縮小効果、延命効果は得られなかったが、220-51とA1-410では増殖率の低下が認められたことから、臨床応用した場合、ある程度の効果は期待できると考えられた。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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