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1993 Fiscal Year Annual Research Report

悪性血管内皮細胞腫のバイスペシフィック抗体標識ヘルパー/キラー療法の基礎研究

Research Project

Project/Area Number 05670743
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

増澤 幹男  北里大学, 医学部, 助教授 (30129267)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤田 裕介  北里大学, 医学部, 助手 (20238588)
天野 隆文  北里大学, 医学部, 助手 (50255288)
Keywords悪性血管内皮細胞腫 / 悪性血管内皮細胞 / バイスペシフィック抗体 / ペルパー / キラー
Research Abstract

1。ヘルパー/キラー細胞の大量培養確立とそのキラー活性の検索
悪性血管内皮細胞腫患者の末梢血リンパ球より免疫磁気ビーズ細胞分離システム(MACS)でCD4陽性細胞を分離し、固層化CD3抗体および1L-2の存在下で刺激し、ハイメディウムパックを用いることで大量培養することができた。RT-PCR法にてmRNAレベルで1L-2、gamma1FNの発現が培養3-4週間を通じて確認された。下記にのべる培養悪性血管内皮細胞を標的細胞として51Cr release assay法にてキラー活性を検討した結果、通常のLAK細胞と比較して細胞傷害活性は極めて低値であったため、患者治療として投与することを断念した。しかし、バイスペシフィック抗体を標識する細胞として有用であると考える。
2。悪性血管内皮細胞腫特異的モノクローナル抗体の作製
当初抗体作製の抗原として腫瘍組織を予定していたが、悪性血管内皮細胞の培養可能となったので、培養腫瘍細胞を抗原とすることとした。培養に至った経過の概略を述べる。動物移植実験系確立を目的として腫瘍組織のSCIDマウス移植実験をおこなったところ、腫瘤の形成をみた。発生腫瘍からの培養で培養株が樹立されたが、いずれの培養腫瘍細胞も染色体検査、遺伝検査、HLA-ABC発現の結果マウス由来の悪性血管内皮細胞であった。しかし、この細胞の培養上清を用いて、世界で初めて患者腫瘍または肺転移巣から直接腫瘍細胞の培養が可能となり、培養株樹立に成功した。培養細胞は各種の癌遺伝子を発現している。培養悪性血管内皮細胞細胞の細胞特異性の検索のため抗体作製は予定より遅延しているが、BALB/Cマウスの免疫を終了しており、近日中に細胞融合し、今年度中にはスクリーニングを終了でき抗体作製を完了できると考えている。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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