1993 Fiscal Year Annual Research Report
医用画像・音声診断所見同時ファイリングシステムの構築
Project/Area Number |
05670775
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
梅田 徳男 大阪大学, 医学部, 助手 (40142319)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲本 一夫 大阪大学, 医学部, 教授 (00068446)
稲邑 清也 大阪大学, 医学部, 教授 (90203207)
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Keywords | PACS / IS&C / 音声診断所見 / ファイリングシステム |
Research Abstract |
医用画像を用いた診断は、従来のX線写真の画像に加え、デジタル化された医用画像の支援により、ますます高い信頼性をあげつつある。一方、診断所見は手書きで行われ、そのデジタル化が遅れているのが現状である。この音声所見をデジタル化し、読影すべき画像もデジタル化することにより、読影すべき画像と所見との分離の可能性が無くなる等、多くの利点を有することから、さまざまな方法での試行がみられている。我々はこれまでに、既定文体の文書化をはじめ、大容量記憶媒体である光磁気ディスクを用いて自由文体の所見情報のデジタル化や読影すべき画像のデジタル化のシステムを構築した。しかし、このシステムの核である光磁気ディスクの互換性が問題となる。我々は類似のシステムを用いて、これまでに互換性があることを確認している。本研究では、異なるシステムを構築し、大容量記憶媒体である光磁気ディスクの互換性を確認し、より多くのシステム間での医用画像と所見の両医用情報のオフライン伝送をめざし、次のような研究を行なった。各構築システムは病院内や病院間の画像・所見などの医用情報の伝送を想定している。 1.システムAを用いて画像をデジタル化し、光磁気ディスクに格納した。 2.その光磁気ディスクを用いて医用情報をシステムBへオフライン伝送した。 3.デジタル化された画像情報に音声所見を付帯させ、光磁気ディスクに格納した。 4.システムCを構築した。 5.医用情報を光磁気ディスクを用いてシステムCヘオフライン伝送した。 6.音声情報を付帯した画像情報をシステムCで表示・発声させた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 梅田徳男: "レポーティングシステム・音声入力への取り組みと展望" INNERVISION. 8. 44-47 (1993)
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[Publications] 梅田徳男: "オフライン方式医用画像・音声読影所見同時ファイリングシステムの開発" 日本医用画像工学会誌. 11. 363-364 (1983)
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[Publications] 梅田徳男: "医用画像・音声診断報告同時ファイリングシステムの検討" 日本医学放射線学会誌. 53. 1331-1339 (1993)
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[Publications] Tokuo UMEDA: "Synchronized Vocal Reporting with Medical Images on a Multimedia Workstation" 79th RSNA. 412-413 (1993)
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[Publications] 梅田徳男: "医用画像・音声読影所見同時ファイリングシステムの構築" 日本医学放射線学会誌(臨). 53. S210 (1993)