1993 Fiscal Year Annual Research Report
ヨード造影剤による遅延性副作用の発生頻度と危険因子の同定と分析
Project/Area Number |
05670786
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
東 澄典 昭和大学, 医学部, 助手 (30255822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永島 淳一 昭和大学, 医学部, 講師 (70183530)
滝沢 謙治 昭和大学, 医学部, 講師 (00206913)
國安 芳夫 昭和大学, 医学部, 教授 (20009575)
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Keywords | 遅延性副作用 / 影響因子 / 暗示 |
Research Abstract |
ヨード造影剤による副作用(急性死亡など)は注射直後に発生するものであるということが一般に知られていた。しかし、1〜2日以後に発生する、いわゆる遅延性副作用の発生頻度、影響因子などは不明な点がまだ多い。1988年より当施設において調査し続けてきた。その結果から精神的因子(暗示など)で遅延性副作用の発生頻度が大きく影響されることがわかった。この研究は今まで施行した二相調査(暗示あり、暗示なし)から遅延性副作用のあった人となかった人から(4groups)無作為に各100人(男性50人、女性50人)全部で400人を選出する。Cornell Medidcal Index(CMI)健康調査表とYG性格調査表を各人に発送する。回収したものを分析し、遅延性副作用があったGroupとなかったgroupの間に精神性や、性格の差をみ、発生頻度に影響する因子の有無を調べる。平成5年7月に対象の400人を選出し、調査用紙を発送した。現在まで、発送したもののなかには遷居し、連絡不能50通、記入拒否22通であり、228通を回収した(回収率70%弱、228/328)。これからは分析作業が開始する予定。
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