1994 Fiscal Year Annual Research Report
LDLレセプター遺伝子及びアポA-エ遺伝子発現細胞における抗動脈硬化機構の解明
Project/Area Number |
05670871
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Research Institution | KUMAMOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
小堀 祥三 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (00201492)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 高雄 熊本大学, 医学部, 助手 (70244118)
岸川 秀樹 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (30161441)
七里 元亮 熊本大学, 医学部, 教授 (00028515)
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Keywords | ヒトLDL receptor遺伝子 / Transfection / Electronporation法 / PVS2-neo / CHO細胞 / HepG2細胞 |
Research Abstract |
ヒトLDL receptor遺伝子(pLDLR-2)のtransfection (1)Trabsfection Electronporation法を用いてTransfectionを施行した。使用機器はGENE-PULSER(Bio-Rad社)を使用,ヒトLDL receptor geneのcDNAを持ったPlasmid(pLDLR-2)を0.16μg/mlに調整,選択用PlasmidとしてPVS2-neoを用いた。選択用ネオマイシンとしてG418を用いた。 (2)導入細胞のSelection 1)Transient colonyでの検討 a.Binding assay Transfection後1週のHepG2を用い,ヒトLDLに対するBinding assayを検討,HepG2WildとHepG2LDLRはそれぞれkd=13.4と5.6μg/ml,Bmax=0.21と0.42μg/mg cell protein示し,HepG2LDLRが親和性および結合能いずれも明らかに高値を示した。 b.Western blotting HepG2pLDLRの膜蛋白をSDS-PAGE(3-12%)を施行後,ニトロセルロース膜に転写し,一次抗体として抗ヒトモノクロナールLDL抗体,二次抗体としてProtein Aを用いて130kDの位置に単一のバンドを認めた。いずれの結果も10日以降消失した。 c.Stable colony Stable colonyを得るため前年度報告のCHO細胞と同様に検討したが,現時点ではStable colonyを得ていない。 (3)今後の検討 HepG2細胞を用いてCHOと同様の実験を施行,TransientのTransfectionに成功した。しかし,Stable colonyを得るには至っていない。今後,肝細胞に発現しやすいPromotorに組み込んだPlasmidを用いて検討を行なう予定である。
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Research Products
(1 results)