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1993 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトの系における異種移植反応細胞の生体内解析モデル

Research Project

Project/Area Number 05670986
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

藤盛 啓成  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (50238622)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐川 純司  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (60250784)
土井 秀之  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90188839)
里見 進  東北大学, 医学部, 講師 (00154120)
Keywords照射SCIDマウス / 細胞移入実験 / 細胞浸潤 / GVH反応
Research Abstract

照射SCIDマウスに対する成熟末梢血液細胞移入実験を施行してきた。移入経路は経静脈投与と腹腔内投与の2種とし、その生着率を検討した。その結果、この2つの投与経路にかかわらず、移入細胞の生着が実験によってばらつきが認められ、生着率は15%と低い結果であった。この原因として、非特異的細胞障害を示すNK細胞やマクロファージの関与を考え、Assialo-GM1、ALSやMAC1の投与を照射SCIDマウスに行ったが、生着改善は認められなかった。今後、生着率を改善する対策を考えねばならない。細胞移入生着例ではGVH反応が認められ、各臓器別にその影響を検討した。肝・肺・脾に著明な細胞浸潤が認められ、死にいたるマウスも認められた。皮膚・消化管への細胞浸潤は認められなかった。いわゆる典型的なGVH反応によるターゲット臓器は肝・皮膚・腸管といわれている。SCIDでは、このような臓器特異性が認められない。SCIDでは肝・皮膚・腸管にTCRがγδ型のT細胞が欠如している。このγδT細胞が何らかの影響をGVH反応に与えているのではないかと考えられる。γδT細胞は活性化されるとnon MHC restrict killer activityを持つことが知られている。移入細胞の検討に、syngenicなγδT細胞の移入などを加え、今後、これらの機構を明らかにしていく。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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