1994 Fiscal Year Annual Research Report
各種意識障害モデルにおける上行性網様賦活系に対する多元的刺激の研究
Project/Area Number |
05671191
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
喜多村 孝幸 日本医科大学, 医学部, 講師 (30186267)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中澤 省三 日本医科大学, 医学部, 教授 (00060351)
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Keywords | 意識障害モデル / 上行性網様体賦活系 / 中脳電気刺激 / TRH / 局所脳血流 / 脳波 |
Research Abstract |
今年度の研究は、平成5年度に引き続き、 意識障害モデル(一側半球障害モデル・中脳破壊モデル各5匹)を作成し、各意識障害モデルに対して薬物注入療法(TRH・ACTH・L-dopa等)と電気刺激療法(視床・視床下部・中脳〜橋・頚髄・末梢神経等)を行なった。 今年度は、特に刺激効果の判定は、脳波・局所脳血流測定・脳脊髄液中の各種ホルモンの測定を施行した。 1.薬物注入療法 (1)TRH:急性試験にて、注入時の脳波は有意に高振幅化が得られ、局所脳血流も増加の傾向が認められた。脳脊髄液中の各種ホルモン値の変動は認められなかった。 (2)ACTH・L-Dopa:脳波・局所脳血流・脳脊髄液中のホルモン値の変動は認めなかった。 2.電気刺激療法: (1)視床刺激…刺激終了後3hrまでは、脳波の高振幅化・速波化、局所脳血流の上昇を認めた。 (2)中脳刺激…刺激等には覚酸反応を認めたが、刺激終了後の脳波・局所脳血流に明らかな変動は認めなかった。 (3)頸髄刺激…) (4)末梢神経刺激…)脳波・局所脳血流・ホルモン値に変動は無かった。
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