1993 Fiscal Year Annual Research Report
CB-11モノクローナル抗体による椎間板構築破綻の免疫機構の解明
Project/Area Number |
05671207
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
辻 陽雄 富山医科薬科大学, 医学部・整形外科学, 教授 (90009449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 裕和 富山医科薬科大学, 附属病院・整形外科, 助手 (30242499)
松野 博明 富山医科薬科大学, 医学部・整形外科学, 助手 (00219461)
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Keywords | モノクローナル抗体 / 椎間板変性 / 免疫機構 / 免疫組織化学 |
Research Abstract |
本研究遂行に不可決のCB-11モノクローナル抗体(mAb)の精製量産を平成5年度に施行した。すなわち、Miller法に準じてTIICから精製したCB-11をBBA/1Jマウスに免疫し、得られたHybridomaを牛血清加RPMIで培養ののち、プリスタンで免疫したヌードマウスの腹腔内に注入、アフィニティークロマトグラフィーで抗体を精製した。抗体産生はELISA法で確認した。現在、本研究に必要な十分量のCB-11特異的mAbをやっと作成することが出来つつある。 平成6年度には、ヒト椎間板(20検体-すでに採取冷凍済み)、および実験を展開できる見通しが立った。 すでにヒト椎間板ヘルニアの椎間板の一部にはTS-1陽性細胞が存在することを確認し、TIIC免疫への解明の見通しが得られると考えている。 *CB-11mAb精製法について、目下英文論文を執筆中である。 *椎間板免疫機構の知見報告は平成6年末以降に行う予定である。
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