1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671264
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
小坂 義弘 島根医科大学, 医学部, 教授 (20045355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山森 祐治 島根医科大学, 医学部, 助手 (80230598)
金子 めぐみ 島根医科大学, 医学部, 助手 (80169581)
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Keywords | 脊髄後角細胞 / 細胞外活動電位 |
Research Abstract |
雄ラット(Sprague-Dawly)をハロセン麻酔下に、外頸静脈および大腿動脈よりカニュレーション、気管切開を行なった後、調節呼吸とした。下部胸椎から腰椎にかけて椎弓切除を行い脊髄を露出させ、定位固定装置に固定した。微小電極を用いて脊髄後角細胞活動電位の導出、AD変換後、パーソナルコンピューターに入力し、種々の侵害刺激、非侵害刺激に対する反応から神経細胞を分類した。コントロール値を記録後、モルヒネおよびリドカインをクモ膜下腔へ投与し、侵害刺激、非侵害刺激に対する活動電位の変化、感覚受容野の変化を観察した。しかしながら、AD変換機、パーソナルコンピューターと既存の活動電位導出記録機器との接続、調整および単一の脊髄後角細胞の導出に長期間を要した。このため、現段階ではモルヒネまたはリドカインの脊髄後角細胞に対する効果、さらに両者の相乗効果を検討するのに十分な標本数が集まっていない。最近は手順も向上し、細胞外活動電位の検出率も増加してきたので、今後の成果が期待できる。
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