1994 Fiscal Year Annual Research Report
泌尿器科癌へのIFN-γ遺伝子導入による遺伝子治療の開発
Project/Area Number |
05671313
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
橋村 孝幸 京都大学, 医学部, 講師 (40189478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 陽一 京都大学, 医学部, 助手 (10243031)
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Keywords | 遺伝子治療 / インターフェロン-γ / 泌尿器科癌 / リポゾーム / ヒト膀胱癌 / 免疫療法 |
Research Abstract |
本年度はリポゾームを用いて、in vitro、in vivoでIFN-γ遺伝子をヒト膀胱癌に導入してIFN-γの産生を確認した。 In vitroではヒト膀胱癌細胞株T24、J82、KK47を培養した後、48時間後にlipofectin(LF)、Lipofectoace(LFA)を用いてヒトIFN-γ cDNAをtransfectionした。試みた全ての細胞でIFN-γの発現が認められたが、DNA/LF=1/5の割合の遺伝子導入が最もIFN-γの産生量が高く、細胞ではKK47が最も産生量が高かった。 In vivoでは、ヌードマウスにKK47を移植して腫瘍を形成したのちに、腫瘍内に高周波電流を流した。その後にDNA/LF=5/25ugを腫瘍内に5回注射した。腫瘍を摘出してin vitroで培養してIFN-γの産生を確認した。 今回の研究でヒト膀胱癌細胞にもin vitro,in vivoでIFN-γの遺伝子導入が可能なことが示された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 橋村孝幸: "膀胱癌細胞へのIFN-γ遺伝子導入による癌免疫療法" 泌尿器科紀要. 39. 1205-1208 (1993)
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[Publications] Masuru Hiura etal.: "Induction of Specific Anti-tumor Immunity by Interferone-γ Gene-transferred Murine Bladder Carcinoma MBT-2" Folia Biologica. 40. 49-61 (1994)