1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671331
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Research Institution | IWATE MEDICAL UNIVERSITY SCHOOL of MEDICINE |
Principal Investigator |
藤岡 知昭 岩手医科大学, 医学部・泌尿器科, 助教授 (80173409)
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Keywords | 活性ビタミンD_3 / 抗腫瘍効果 / 腫瘍血管新生 / 顕微X線造影 / 色素希釈法 |
Research Abstract |
マウス腎癌,Renca モデルにおいて、活性型ビタミンD_3(1,25-(OH)_2D_3)およびその誘導体(1,α(OH)D_3および22-oxa-1α,25(OH)_2D_3)が腫瘍増殖抑制効果および担癌マウスの生存延長および転移抑制効果の抗腫瘍効果示し、さらにin vivo色素希釈法により検討した腫瘍内含有血液量の著明な減少を認めた。さらに、in vivo マウス腫瘍の生理食塩水環流・造影剤注入後の軟X線撮影によるよる顕微X線法により、対照腫瘍に比較し治療腫瘍で腫瘍血管密度の著明な減少および血管径の有意な縮小を認めた。これらの結果は、第48回、日本泌尿器科学会総会、千葉、1995および1995-annual meeting of American Urological Association,Las Vegaus,1995で発表しる。なお、腎癌組織内活性型ビタミンD_3受容体に関し単クローナル抗体(9A7γ)を用いた組織免疫化学により検討を進めているが、未だ確実な組織染色を得られず、組織の固定条件、染色法を含めた研究を継続中である。
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Research Products
(2 results)