1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671340
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
白井 尚 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50179032)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池本 庸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40159645)
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Keywords | アルコール / 精巣 / ラット / 造精能 |
Research Abstract |
我々はすでに実験動物を用いたアルコール性造精機能障害のモデル実験を行った。即ちアルコールを46%含有する合成液体飼料でラットを飼育、実験的アルコール性精巣障害モデルを作成し、生化学的、形態学的に精細管、間質の両方に障害が起こることを報告した。今回はこの造精機能障害(精細管障害)が三大栄養素の組成で影響を受けるか、またこの精細管障害は他の実験的精巣障害で認められるセイトリ細胞の細胞間結合(Sertoli Cell tight junction)に影響を及ぼすかどうかを検討した。アルコールを飼料総カロリーの46%含有する合成液体飼料でラットを飼育、この際基礎栄養素を高蛋白、低脂肪としたものと、低蛋白、高脂肪としたものの2種投与し光顕レベルで組織定量的に、造精機能障害の程度を評価した。アルコールを飼料総カロリーの46%含有する合成液体飼料でラットを飼育、精巣障害を作成。電顕的にセルトリ細胞を観察した。その結果高蛋白、低脂肪食でも、低蛋白、高脂肪食でもアルコール性造精機能障害の程度に差を認めないこと。またセルトリ細胞の微細構造の検討ではSertoli Cell tight junctionに異常を認めず、精巣血液関門の破綻がアルコール性造精機能障害の主因でないことが判明した。
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