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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト顆粒膜細胞における特異蛋白の発現調節に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05671362
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

浅田 義正  名古屋大学, 医学部, 講師 (70231884)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 近藤 育代  名古屋大学, 医学部, 助手 (40215447)
Keywordsインヒビン / アクチビン / フォリスタチン / 遺伝子発現 / 顆粒膜細胞 / ノーザンブロット
Research Abstract

原始卵胞より成熟卵胞への発育に伴い、ヒト卵巣では顆粒膜細胞の分化・増殖が起こる。その間、卵は顆粒膜細胞に接して存在し、卵丘を形成した顆粒膜細胞と共に排卵される。排卵後には卵胞に遺残した顆粒膜細胞が黄体細胞へと分化し、妊娠非成立時には変性・退化していく。このようにヒト顆粒膜細胞は、排卵周期内で器質的かつ機能的変化を示し、それに伴い各種の生理的物質を合成・分泌することが知られている。ゆえに顆粒膜細胞は、卵の発育・成熟に直接かつ間接に影響する環境因子として、重要な役割を果たしている。
近年、顆粒膜細胞から合成・分泌される蛋白が新たに発見され、その生理作用が研究されてきた。特にインヒビンとアクチビンは共通のサブユニットを有する糖蛋白で、卵および卵胞成熟への直接関与、および下垂体ゴナドトロピン分泌に対する調節作用が報告されている。しかしながら、その合成調節機序は未だ不明のままである。そこで我々はヒト顆粒膜細胞を単離し、SV-40導入による不死化顆粒膜細胞のセルラインの樹立を試みたが、不成功に終わった。そこで、ラット顆粒膜細胞培養系を用い、エストロゲンのインヒビン・サブユニット遺伝子発現に対する直接作用を検討した。その結果、エストロゲンがインヒビンα鎖遺伝子発現を抑制し、βA鎖遺伝子発現を刺激することを明らかにした。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 菅沼信彦: "遺伝子組み換えの産婦人科領域への応用" 日産婦認. 47. 1189-1193 (1195)

  • [Publications] 菅沼信彦: "遺伝子組み換えの産婦人科への応用-その現況と将来-" 産婦人科治療. 71. 553-557 (1995)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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