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1994 Fiscal Year Annual Research Report

ラット胚培養系を用いた糖尿病合併妊婦における先天奇形発生機序に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05671408
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

片瀬 剛  久留米大学, 医学部, 助手 (40204424)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山中 秀紀  久留米大学, 医学部, 助手 (00248444)
中島 洋  久留米大学, 医学部, 助手 (90248443)
片岡 明生  久留米大学, 医学部, 助手 (40194758)
蓮尾 泰之  久留米大学, 医学部, 助手 (00189515)
Keywords糖尿病合併妊婦 / 奇形 / 胚培養
Research Abstract

ラット胚培養系を用いた糖尿病合併妊婦における先天奇形発生機序の解明を試みた。糖尿病胎仔に特徴的な奇形の1つに神経管の発生異常が認められることから初期発生において形態形成制御因子として組織の発生分化を司る細胞接着分子群、なかでもカドヘリン分子群発現の高血糖により修飾と奇形発生との因果関係に着目した。神経系の分化にはN型カドヘリンの関与が示唆されているため、これまでに確立していたラット胚培養系を用いて、ぶどう糖濃度150mg/dlならびに1200mg/dlで培養して得られた胎仔について、N型カドヘリンの発現動態を免疫組織染色法を用いての検討を試みた。
しかし、入手可能なN型カドヘリンモノクローナル抗体は、ラットでは非特異的反応を生じるため使用出来なかった。このため、他施設との共同でNカドヘリンを認識するペプチドFHLRAHAVDINGNQV-amidを合成し、兎に感作し抗血清を得た。抗血清はマイクロプレートELISA法でタイトレーションをチェックし抗原に対する抗体産生を確認した。
このようにして得られたNカドヘリンポリクローナルならびに市販のE型、P型カドヘリンモノクローナル抗体を用いた染色条件を検討した。まず凍結切片作成の為の資料の固定条件を検討した。種々のパラホルムアルデヒド濃度系列と、それらの作用時間を組み合わせ、染色のための最も良い固定条件を検討した。次にラットの心臓を用いて(ポジティブコントロールとして用いられる)抗体染色の至適濃度と作用時間の検討を行った。
以上は免疫組織染色の基礎段階であるが、これまで1年を要した。今後胚培養で得られた正常胎仔、奇形胎仔を用いてカドヘリン群の局在を検討する予定である。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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