1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671415
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
朴沢 孝治 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (20199459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 勝久 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (70159614)
稲村 直樹 東北大学, 医学部, 講師 (20158760)
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Keywords | 内リンパ水腫 / モルモット / モノクローナル抗体 / 内リンパのう |
Research Abstract |
モルモット内リンパのうの特にdistal portionとintermediate portionを中心にS状静脈洞由来のノルアドレナリン作働性神経の分布がある事を光顕並びに電顕下に世界に先がけ明らかにした。 60匹のモルモットの内リンパのうを摘出し、これより可溶性抗原を抽出し、Balb/cマウス6匹に免疫しNS-l cellとのfusionを行い現在、免疫組織学的にモノクローナル抗体の特異性を検討中で近日中に内リンパのうに対するモノクローナル抗体が作製される。これを用いて平成6年度は内耳の種々の病態と内リンパのう内細胞との関係を明らかにし、更に、内リンパのう内細胞を神経化学的に又は、細胞生物学的に制御することにより内耳にどのような変化を及ぼすか〓〓する予定である。 内リンパのう内細胞にCa-ATPase、Na-K-ATPaseが存在することを明らかにした。
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[Publications] Koji Hozawa: "Sympathetic nerve supply to the Endolynphatic sac of guineaprg" Otol.Jpn. 1. Suppll11-12 (1990)
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[Publications] Koji Hozawa: "Ca-ATPase in the normal and hydropic ear of the guineaprg" Otol.Jpn. 1. Suppll47-49 (1990)
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[Publications] Koji Hozawa: "Sympathefic and CGRP-positive nerve supply to the endolynphatic sac of guineaprg" Acta Otolaryngol(Stockh). suppl506. 14-17 (1993)
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[Publications] 朴沢孝治・高坂知郎: "内耳における多感神経分布" 耳鼻と臨床. 37. 1207-1211 (1991)