1993 Fiscal Year Annual Research Report
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05671429
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大道 卓也 岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (40194295)
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Keywords | Yadiation / oral ulcers / free radicals / ESR |
Research Abstract |
今回の潰瘍モデルでは放射線照射により発生した活性酸素との関連について検討したが、ヒトの難治性潰瘍でも潰瘍周辺には好中球の浸潤が見られ活性酸素の発生および活性酸素による生体膜障害が起こっている可能性が充分考えられるので、今後、治療として活性酸素を消去することが潰瘍の発生あるいは増悪を緩和できる可能性があると思われた。 1.実験的潰瘍では潰瘍の周辺に好中球の浸潤が多く、組織障害性の強いハイドロキシルラジカルの発生が認められた。 2.血管鋳型では毛細血管網の増生および拡張があり、組織切片で血管内皮への好中球の接着が観察された。 3.難治性口腔潰瘍の組織でも潰瘍周辺には多数の好中球の浸潤が見られた。 以上のことから活性酸素の発生が潰瘍の形成あるいは増悪に関与している可能性が示唆された。
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