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1993 Fiscal Year Annual Research Report

加齢に伴う唾液分泌機構の細胞生理学的研究

Research Project

Project/Area Number 05671550
Research InstitutionMeikai University

Principal Investigator

上羽 隆夫  明海大学, 歯学部, 教授 (20049365)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉田 憲司  明海大学, 歯学部, 助手 (90171157)
栗原 琴二  明海大学, 歯学部, 助手 (10170086)
Keywords耳下腺 / 顎下腺 / ラット / 加齢 / ムスカリン様受容体 / アドレナリン様受容体
Research Abstract

加齢によるムスカリン様およびドレナージックbeta受容体の諸性質をquinuclidinyl benzilate(QNB)およびdihydroalpenolol(DNA)をリガンドにし、各週齢(2,5,8,20,40週齢)のラットの顎下腺および耳下腺の膜標品を用いて、スカッチャード解析を行い、アフィニティおよび結合量の変化を検討し、以下の結果を得た。
ムスカリン様受容体のQNBに対する親和性は顎下腺では5週齢で最も高く、老齢ラットでは親和性が減少する傾向がみられた。耳下腺では著変はみられなかった。最大結合量は幼若ラットから得た耳下腺では少なく、顎下腺では僅かに少なくなかったが、老齢後の著変は見られなかった。
beta受容体のDHAに対する親和性は、幼若ラットから得た顎下腺では低く、顎下腺、耳下腺ともに成熟ラットで高く、老齢後両腺ともに減少した。最大結合量は両腺ともに幼若ラットでは、成熟ラットの約1/2あり、8週でピークに達した後、老齢ラットで減少する傾向を得た。
また、顎下腺細胞内カルシウムイオン濃度測定をACAS 570を用いて測定するため、腺細胞を分散させ、測定用シャーレに付着させる条件を検討している。腺細胞はcollagenaseとhyaluronidaseにより消化しているが、95% O_215% CO_2を吹き込みながら分散させた腺細胞では生存率が高く、氷冷しておげば分散後2時間以上にわたり50%以上の生存率を維持することがわかった。poly-L-lysineやpoly-L-arginineを用いても、容易にシャーレに付着しないが、polyethylenimineで固定できることが明らかになった。polyethylenimineは毒性が強いため、プレートに付着させる時間を短くできるように、条件を検討している。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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