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1993 Fiscal Year Annual Research Report

透過光光電脈波を用いた無痛的歯髄診断法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05671589
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

井川 資英  東北大学, 歯学部・附属病院, 助手 (80176065)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石幡 浩志  東北大学, 歯学部・附属病院, 医員
板垣 由美  東北大学, 歯学部, 助手 (10223067)
Keywords歯髄 / 診断 / 光電脈波 / 血流
Research Abstract

1.歯髄透過光スペクトラムに関する研究
歯髄透過光光電脈波を容易に行うために、照射光および光検出器に関する検討を行った。まず、ヒト抜去歯及びヒト末梢血に白色光を照射し、可視領域における透過光スペクトラムの測定を行った。光検出器にはCdS-CdSe光導電セルを用いた。その結果、ヒト末梢血は歯に比較して、600nm以下の波長域において、波長の短縮に伴い光透過性が低下すること、および550nm付近に極値が存在することがわかった。
2.ヒト歯髄およびネコ歯髄からの光電脈波の導出
ヒト健全上顎中切歯に、白色光、565nmあるいは695nmに強度ピークを有するLEDを光源として用い、脈波の導出を試みた。光検出器にはCdS-CdSe光導電セル、あるいは光電子増倍管を用いた。その結果、565nmにピークを有するLEDと光導電セルの組み合わせが有効であった。透過光スペクトラム測定の結果と併せて考察してみると、透過光光電脈波の導出のための光源としては、550nm付近に強度ピークを有するような帯域の波長の光が適当あることが示唆された。現在、ネコ歯髄からの光電脈波の導出に努めているけれども、再現性の高い脈波の導出はまだ得られていない。この原因としては主として、現在使用している測定子に比して、ネコの歯が小さすぎるためと考えられる。今後は測定子の小型化につとめるとともに、場合によっては実験動物をイヌに変えることも検討する。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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