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1993 Fiscal Year Annual Research Report

チタンろう付用フラックスの作用機構

Research Project

Project/Area Number 05671615
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

大川 昭治  北海道大学, 歯学部, 助手 (40001945)

Keywordsろう付 / フラックス / チタン
Research Abstract

研究目的:チタンのろう付は、チタンの歯科的応用に必須の技術である。しかし、ブローパイプとフラックスを用いた従来のろう付法では、チタンの高反応性のため必ずしも良い結果が得られない。そこで本研究では、チタンろう付用フラックスの設計に役立てるために、フラックスの作用を基礎的に調べた。
研究計画-1:チタン及び銀ろうと溶融フラックスとの反応を調べる。このため(1)100%LiF,(2)100%KHF_2,(3)70%KHF_2-30%LiF,(4)50%KHF_2-50%LiF,(5)56%KHF_2-14%LiF-30%Nacl・KCl,(6)100%Nacl・KClの各融液にTi板を経時的に浸漬し、チタン板の累積重量減少を900℃で測定した。NaCl・KClは重量比で1:1の混合物とした。また同じフラックスを用いて、銀ろうの広がりを観察した。銀ろうとフラックスとの反応は、今後検討する。
結果(1)いずれのフラックスも、時間とともに累積重量減少は増加した。
(2)(6)<(5)<(4)<(3)<(2)<(1)の順にフラックスの反応性は、大きくなった。
(3)単成分フラックスでは、LiF,KHF_2の順に反応性は大きいが、NaCl・KClの反応性は小さい。
(4)多成分フラックスでは、反応性に大きな差はない。
(5)銀ろうの広がりは、フラックスの反応性と一致しない。
研究計画-2:フラックス浸漬後のチタン表面の走査電子顕微鏡観察。当面は光学顕微鏡観察した。
結果(1)短い浸漬時間ではTi板表面に粒界も見えるが、反応が進むと全面的に腐食された。
研究計画-3:銀ろうの広がりの時間的変化を測定する。今後、検討する。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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