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1993 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト歯牙由来骨誘導因子の遺伝子解析

Research Project

Project/Area Number 05671689
Research InstitutionTokyo Dental College

Principal Investigator

山 満  東京歯科大学, 口腔外科学・第1講座, 助手 (60230299)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小沢 靖弘  東京歯科大学, 口腔外科学・第1講座, 助手 (70246354)
Keywords骨誘導因子 / 歯牙 / 軟骨性骨化 / western blotting / ニトロセルロース膜 / 骨誘導
Research Abstract

粉砕・脱灰・脱脂したヒト抜去歯牙より6M塩酸グアニジンを用いて抽出した骨誘導因子をsephacryl S-200を用いたゲル濾過法で分画、精製した。5分画に精製された中で分子量が18000〜24000付近の成分に骨誘導活性が認められている。さらにその活性が認められる分画についてSDS-PAGEによる電気泳動を行い、western blotting法によりニトロセルロース膜に転写した。転写膜をバンドごとに切り出してそれぞれを直接C3Hマウスの大腿部筋肉に移植して骨誘導活性を検討した。その結果分子量約22000付近のバンドについて2〜3週間後に軟X線写真により骨様の不透過像が認められるようになった。同部位を組織学的に調べると移植された膜の表面を取り囲むように誘導された骨が認められ、一部には軟骨様の細胞成分も存在するため、軟骨性骨化によるものであると推定される。他のバンドや転写が行われていない膜についてはこのような誘導骨が認められないので、分子量22000付近の成分にのみ骨誘導活性が存在すると考えられる。また骨誘導活性の検討方法として本研究のように膜に転写したものを直接移植材料として使用できることが判明し、精製により得られた微量な試料によるin vitroの検討が可能となった。
膜に転写された成分についてはさらに精製を進めたうえで、この骨誘導因子を発現させる遺伝子を解析するための試料となる。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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