1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671715
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
玉利 和彦 九州大学, 歯学部, 助手 (60037538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一ノ瀬 元史 九州大学, 歯学部, 助手 (30150460)
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Keywords | 口唇圧 |
Research Abstract |
以下の事項を現在までに行う。 1)口唇圧測定受圧部形態の決定:幅は上顎両中切歯と下顎前歯の平均を合した値の1/2、すなわち20mmとした。高さは、上顎中切歯の平均歯冠長の11、7mmとした。受圧部の咬合平面に対する傾斜度は歯冠唇側面の平均である80度とした。さらに受圧部は歯列弓同様に湾曲させ、その湾曲円の半径は30mmとした。受圧部の厚さは1、2mmであり、ニッケルクロム合金で鋳造作成した。 2)測定装置と記録装置の選定:最大2kgまで測定可能な応力測定器(新光電子;デジタルプッシュプルゲージ、モデル9502)を用い、その出力をラックトップタイプのパソコン(ハード;Macintosh PowerBook 165c、ソフト;日本ナシヨナル インスツルメンツLabVIEW)に取り込み、応力を経時変化として表示しかつ記録可能にした。 3)測定項目の決定:上下の口唇圧、セロァロによる上下顎骨、上下前歯の前軸傾斜、顔面写真による上下口唇の大きさ、歯列模型による歯列弓の大きさ。 4)上記の方法で現在成人女子(本学で臨床実習している衛生士)を対象に資料採得している。口唇圧受圧部形態の一部修正、測定のタイミング等の試行錯誤の時期である。
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