1993 Fiscal Year Annual Research Report
乳歯列期不正咬合の早期治療が顎顔面の機能・形態に及ぼす影響
Project/Area Number |
05671729
|
Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
今村 基尊 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (00142563)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貴田 章敬 愛知学院大学, 歯学部, 助手 (00241141)
小野 俊朗 愛知学院大学, 歯学部・, 助手 (90241140)
|
Keywords | 小児 / 顎運動 / 咀嚼運動 |
Research Abstract |
成長期における顎機能が将来の形態や機能に及ぼす影響は大きく,できるだけ早期に不正咬合の治療を開始し、顎の変位を修正し、咬合を安定させておくことの意義を明らかにするために,本研究を開始した。研究は,従来の成人の顎運動記録装置(K6)を小児に取り付け,採取したDataを,目的に合った分析を行うためのシステムの構築から始めた。 顎運動記録装置(K6 Diagnostic system)と、本予算で購入したDegital Data Recorder(SONY PC208A)との接続は、当初の計画どうりスムースにできた。Data Recorder(PC208)とPersonal Computer(NEC9801)との接続は、かなり手間取り、時間を要した。K6から出力されてくるのは、顎運動の垂直軸・左右軸・前後軸・速度の4channelとして、各channelを+5V〜-5Vの電圧の変化として出てくるが、これを実際の距離(mm)または速度(mm/sec)に変換しなければならない。この変換は、Personal computer(NEC9801)上で行うしかなく、変換の基準値の作成に、時間を要した。 その後、data変換software、data編集software、顎運動解析softwareを開発した。現在、このsystemを用い、実際の小児のdataの採取を始めている。 さらに、将来このsystemに、筋電計のdataを同時記録し、解析するための準備として、softwareを検討している。
|