1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671769
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
竹谷 孝一 東京薬科大学, 薬学部, 助教授 (20120149)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一柳 幸生 東京薬科大学, 薬学部, 助手 (80218726)
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Keywords | 抗腫瘍活性物質 / 細胞毒性物質 / 生理活性物質 / Eurycoma longifolia / quassinoid / triterpene |
Research Abstract |
本研究を遂行するための実験材料の入手にあたって、特に重要な現地研究機関との連絡は、順調に進行しており、ブラジル生薬に関しては、サンパウロ大学の持留万里夫教授の紹介により、また、ペルー生薬に関しては、ペルーアマゾン大学のF.Ayala Flores教授の紹介により各種の南米原産生薬を入手することができた。 抗腫瘍活性の薬効評価に関しては、ザルコーマ180腹水型マウスを用いるin vivoスクリーニング、6穴マイクロプレートでのV-79細胞によるコロニー計数法、96穴マイクロプレートでのKB細胞、P388細胞によるMTT法などのin vitro評価法により生物活性試験を行なっている。抗腫瘍活性がすでに明かになっているインドネシア産植物Pasak Bumi(Eurycoma longifolia)より活性成分として、quassinoidsなどを各種クロマト法により単離した。これらの単離は活性を指標に検索していった。これらの構造決定にあたっては、高分解能2次元の核磁気共鳴スペクトル法が非常に有用であった。また、構造解析が通常の方法では困難を極めたものについては、西東京大学の飯高洋一先生のご協力により、X-線構造解析をおこなった。これら化合物の種々の腫瘍細胞系に対する抗腫瘍活性評価については、現在、実施中である。 また、ブラジル・ペルーより現地生薬を入手することができたので、そのアルコール抽出物を調製し、抗腫瘍活性試験を継続している。
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[Publications] Koichi TAKEYA: "A Novel Antileukemic Tropoloisoquinnoline Alkaloid,Pareirubrine,from Cissamperos,pareira" Chemistry Letters. 339-342 (1993)
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[Publications] Koichi TAKEYA: "Novel Quassinoids from Eurycoma longifolia" Chem.Pharm.Bull.41(2). 403-405 (1993)
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[Publications] Koichi TAKEYA: "Astins A and B,Antitumor Cyclic Pentapeptides from Aster tataricus" Chem.Pharm.Bull.41(5). 992-993 (1993)
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[Publications] Koichi TAKEYA: "Cytotoxic Sesquiterpenes from Nardostachys chinensis" Chem.Pharm.Bull.41(6). 1183-1184 (1993)
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[Publications] Koichi TAKEYA: "Azafluoranthene Alkaloids from Cissampelos pareira" Chem.Pharm.Bull.41(7). 1307-1308 (1993)
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[Publications] Koichi TAKEYA: "Highly Oxygenated Quassinoids from Eurycoma longifolia" Phytochemistry. 33(3). 691-696 (1993)