1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05671945
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
多田 敏子 徳島大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30127857)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土橋 純子 徳島大学, 助手 (30227425)
安岡 劭 徳島大学, 教授 (30035414)
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Keywords | 慢性気道疾患 / 感染予防 / 増悪要因 / 生活環境 |
Research Abstract |
1.平成6年度までの研究経過 平成5年度 各種慢性気道疾患患者(慢性気管支炎、瀰慢性汎細気管支炎、気管支喘息及び気管支拡張症)及び肺気腫の患者の病態と生活環境及び治療状況の把握のための質問紙を作成し、徳島県下の慢性気道疾患患者を対象に調査を行った。 同時に、各疾患の患者の喀痰を採取し、痰の物理学的性状について測定した。 平成6年度 各疾患患者のうち、医療期間受診中の患者で経過良好群を面接により経時的に観察し、在宅療養中の経過不良群については、家庭訪問を定期的に行い、経時的な観察、及び生活指導を行った。 2.平成6年度の評価 慢性気道疾患患者を家庭訪問をする事により、日常生活の実態について詳細に把握することができた。各患者はいずれも高齢であることにより、とくに経過不良群では大半が家庭内での生活が多く、座りきり、もしくは寝たきりの生活にとどまっていることがわかった。とくに老人世帯となっている者においては、通院や日常の健康管理においての問題を抱えており、配偶者の健康状態が患者の生活に直接影響している。経過良好群では、自己管理が徹底していることと、夏季には体調がよいという季節的な変動があることもわかった。
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