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1994 Fiscal Year Annual Research Report

球技系スポーツ種目における運動強度の評価法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05680107
Research InstitutionJapan Women's College of Physical Education

Principal Investigator

根本 勇  日本女子体育大学, 体育学部, 助教授 (40156162)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂井 和明  日本女子体育大学, 体育学部, 助手 (90247099)
土屋 一晃  東邦大学, 医学部, 助教授 (20155401)
Keywords専門的体力 / フィールドテスト / 動作特異性 / トレーニング / バスケットボール
Research Abstract

大学女子バスケットボールの競技力向上のためのトレーニングプログラムの作成を目的として、実験室での自転車駆動による体力テストとバスケットボールの動作様式を考慮したフィールドテストの比較から専門的運動能力を評価するとともに、競技力レベルの高いA群(n=7)とJr群(n=9)との比較で検討した。その結果、以下のことが明らかにされた。
1)実験室テストで実施した最大無酸素性パワーには、両群間に有意な差は認められなかった。一方、フィールドテストで実施した2.5m方向変換走での平均走速度は、競技力レベルの高いA群(4.23±0.06m/s)がJr群(4.16±0.07m/s)に比較して有意に高い値を示した。
2)ウィンゲートテストにおける平均パワーには、両群間に有意差を認めることはできなかった。フィールドテストで実施した250m方向変換走での平均走速度では、A群(3.59±0.06m/s)とJr群(3.50±0.15m/s)との間に有意差は認められなかったものの、後半50mの平均走速度は、A群(3.35±0.15m/s)とJr(3.20±0.15m/s)間に有意差が認められた。
3)自転車駆動による乳酸性閥値(LT)とOnset of blood lactate accumulation(OBLA)には、両群間に有意差を認めることはできなかった。マルチステージ・しゃトルランテストによる総シャトル数は、A群の116±8.8シャトルおよびJr群103±10.6シャトルであって、両群間に有意差が認められた。
4)ロ-パワー運動中における間欠的なハイパワー発揮能力を評価するために実施したインターバルテストの平均走速度は、A群がJr群より高値を示し、2セット目以降において量群間に有意差が認められた。
5)無酸素性能力と有酸素性能力の標準得点は、実験室テストおよびフィールドテストともにA群がJr群より高値を示し、実験室テストでは有酸素性能力のみの標準得点において、一方フィールドテストでは無酸素性能力と有酸素性能力のいずれにおいても、A群とJr群との間に有意差が認められた。
以上の結果より、バスケットボールの競技力を評価するための運動能力テストとしては、実験室テストよりも動作様式を考慮したフィールドテストによる方が適していることが明らかにされた。さらには、大学女子バスケットボールの競技力を高めるためのトレーニングでは、動作様式を考慮した高強度の間欠的運動でトレーニングを構成する必要性も示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 神山,明己、根本 勇 他: "大学女子バスケットボール選手の体力の評価法に関する研究" 臨床スポーツ医学. 12(印刷中).

  • [Publications] 根本 勇: "大学女子バスケットボール選手の体力とトレーニング" トレーニング科学. 7(印刷中).

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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