1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05680149
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
鶴岡 義彦 千葉大学, 教育学部, 助教授 (80172063)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長洲 南海男 筑波大学, 教育学系, 助教授 (90018044)
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Keywords | 理科教員養成 / 理科教員養成カリキュラム / 教員養成カリキュラム / 教員養成 / 教師教育 / 理科教育法 / 教育職員免許法 / 大学設置基準 |
Research Abstract |
1.中学校教員養成課程を設置している全国の教員養成系大学・学部に対して、大学設置基準の大綱化に伴う改革の進行状況などに関するアンケートを実施した。その結果、(1)教員養成カリキュラム改革を実施したり実施予定の大学が約9割に達するが、その半数近くが平成6年度からの実施である、(2)大綱化の養成カリキュラムへの影響は、教育職員免許法改定の影響と比較するとき、全国的には同程度と考えられる、(3)大綱化は、教科専門科目と教職専門科目とにほぼ同等か、やや前者に強く影響を及ぼしている等々が明らかとなった。そこで養成カリキュラム改革実施済みの大学の「学生便覧」、「講義概要」等を収集し、分析を開始した。 2.平成6年度には、約7割の大学が教員養成カリキュラムの改革を終了するので、平成6年度改革実施の大学から「学生便覧」、「講義概要」等を収集して、詳細な分析を行う予定である。 3.中学校教員養成課程用「理科教育法」の内容構成を調査するために、当該科目でよく使用されるテキスト十数種の内容を分析し、アンケート調査票を作成した。 4.アメリカに関しては、NASDTECによる基準、NSTAによる勧告、C.Coble et al.による全米221大学対象の実態調査を分析している。これによれば、近年多数の大学で教員免許条件に変化が生じ、その条件は厳しくなる方向である。またアメリカでは、1980年前後から教員免許付与のためのテストがかなり州レベルで法制化されているが、1986年時点で16州で使用されているNTE(National Teacher Examination、ETS開発の、全国的に標準化されたテスト)を入手し、分析している。これは基礎的総合テストと専門領域テストとからなり、後者には理科関係としてBGSとCPSとがある。これも平成6年度に詳細に分析する。
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