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1993 Fiscal Year Annual Research Report

『日本人の精神文化形成における学校歌唱教材のかかわりとその史的展開に関する研究』

Research Project

Project/Area Number 05680202
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

澤崎 眞彦  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70014785)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 丸山 太郎  東京学芸大学, 教育学部, 講師 (20165947)
河口 道朗  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40007159)
Keywords学校唱歌 / アンケート調査 / 唱歌教材 / 精神性 / 音楽観 / リズム / 旋律 / 歌詞
Research Abstract

本研究の基礎資料(一次資料)の調査、及びそれらの資料の収集を重点的に行なった。また、本年は、これらに基づいた基礎資料の検討と、アンケート調査等を行った。なお、アンケート調査については、回収と調査範囲をより広げる意味からも6年度の前期も継続して行う予定でいる(8月末ころを目途とする)。特にアンケート調査については、年齢による個々の唱歌教材に対する捉え方、各期固有の唱歌教材に対する捉え方、さらに、各期相互間の唱歌教材に対する捉え方などの比較検討を行っているところである。
これらの検討を重ねながら日本人の音楽(唱歌)についての捉え方や、精神活動の中で学校唱歌がどのようにかかわっているのかの解明を行っているところである。これらの検討を通して、日本人の音楽に対する精神性がどのように作り上がってきたのか、また、今日の日本人の音楽観形成にどのように影響しているのかなどを明らかにできると思われる。
今年度の調査を回収したところによると、以下の点が指摘できよう。
(1)唱歌の歌詞については、その詩的感情の影響が強く感じられること。
(2)リズムに関しては、時代が進むと共に軽快さや言葉のリズムを重視した歌を好む傾向が見られる。
(3)旋律に関しては、言葉との関連が非常に重要であるが、時代と共によりなめらかな自然な表現をしている曲にその好みが多く見られる。
以上のような点が特に見られる。
これらの諸点をさらに深めて検討するべく、平成6年度の研究計画を計っているところである。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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