1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05680256
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Research Institution | Science University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉村 功 東京理科大学, 工学部・経営工学科, 教授 (30010797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩下 登志也 東京理科大学, 工学部・経営工学科, 助手 (20266919)
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Keywords | 代替法 / ドレイズ試験 / 生物統計学 / 背景データ / 半数致死量 / 変量原性試験 |
Research Abstract |
平成6年度 1.代替法試験のデータ解析のために、7種類の代替法(NR,CF,CV,MTT,LDHなど)によるED_<50>推定法を吟味した。量反応曲線としてはロジット曲線を用い、推定法としては吸光度に非線形最小二乗法を適用し、ED_<50>を区間推定することが適切である、ということを明らかにした。実際の算法をSAS及びC言語で算譜化し、代替法学会バリデーション研究委員会が集めたデータに適用した。結果としてこの7種類の代替法の性能評価が可能になった。 2.in vivoで行うドレイズ目刺激性試験の結果を、in vitro の代替法で予測する予測式を検討した。化粧品に使う界面活性剤のデータに、自由度2重調整済み重相関係数を規準とした変数選択法を適用し、二つの代替法(CAM,log{NR-EC_<50>})が予測に有効であることを示した。 3.小核試験とAmes試験の背景データを吟味し、背景データは施設間差が無視できないこと、試験条件に標準化の余地が大きいことを明らかにした。 4.卵巣癌のデータを解析し、判別には、変数変換や再標本化法が有効であると同時に、事例の医学的側面を取り入れて判別を行うことが重要であることを示した。 5.第4相臨床試験データの解析には、系列相関を入れたモデルや混合モデルを用いることが妥当であることを、事例研究を通して示した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Yoshimura I.: "Notes on the Use of Historical Controls" Environmental Health Perspectives. 102. 19-23 (1994)
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[Publications] Hayashi M.: "Statistical analysis of data in mutagenicity assays rodent micronucleus assay" Environmental Health Persepectives. 102. 49-52 (1994)
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[Publications] Kojima H: "Evaluation of seven alternative assays on the main ingredients in cosmetics as predictors of Draize eye irritation scores" Toxicolgy in vitro. 9 印刷中. (1995)
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[Publications] 大野 忠夫(編著): "動物実験代替法マニュアル" 共立出版株式会社, 174 (1994)