1994 Fiscal Year Annual Research Report
オブジェクト指向を用いた分散システムの統合的モデル化と解析
Project/Area Number |
05680317
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Research Institution | TOUHOKU UNIVERSITY OF ART & DESIGN |
Principal Investigator |
HAMID IssamA 東北芸術工科大学, 情報デザイン学科, 助教授 (30244990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀口 進 北陸先端科学技術大学院, 大学情報科学研究科, 教授 (60143012)
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Keywords | 分散システム / オブジェクト指向仕様記述 / ソフトウェア進化 / 動的変更 / モジュール互換性 / 型変更 / リフレクション / ソフトウェア開発工程 |
Research Abstract |
最近、分散システムのオブジェクト指向仕様記述により多くの注意が払われるようになってきている。オブジェクト指向アプローチが、システム構成に対して柔軟であることは知られている。しかしながら、主要な問題の1つは、開発工程とメンテナンス工程の間で、そうした仕様記述を動的に変更できる能力を提供することである。にもかかわらず現時点の研究では、分散システムの仕様記述の動的変更については言及されていない。本研究では、実行可能な仕様記述法の開発と動的変更を考慮した形式的記述の技術に論点を置く。大規模なオブジェクト指向仕様記述を進化させるために2つのレベルのモデルを導入する。第1のレベルは、型(クラス)の動的変更を扱う。一方、第2のレベルはモジュールの変更を扱う。両方のレベルでその変更後、仕様記述の一貫性を保証するために、構造的かつ振る舞い的制約の集合を定義する。型とモジュールの動的変更を可能にするために、我々は変更の操作を支援するメタオブジェクトを用いるリフレクティブなオブジェクト指向仕様記述言語を開発した。この言語において型とモジュールはオブジェクトである。 仕様記述の技術を進化させていくことは、ソフトウェア開発工程と保守工程において、要求仕様と設計の意志決定の変化に対応していくために必要である。想定しうる変更の中でも、新たな特長の追加は、重要な問題である。大規模分散ソフトウェアシステムへの新たな機能追加のように、遠隔通信システムに対する特長追加の努力は、多大なものになるかもしれない。それぞれの新たな特長の追加、あるいは追加された機能性は、多くの既存の特長と相互に作用するかもしれない。そのような相互作用は、ブロッキングの状況(例えばデッドロック)やシステムの障害を引き起こすかもしれない。さらに、大規模で長期に稼働する分散システムにとって、その拡張を行うためにシステム全体を停止させることは不可能かもしれない。従って、重要でかつ困難な問題は、影響が及ばないシステムの部分の処理を中断することなく動的に拡張機能の修正を行うことにある。本研究では、仕様の振る舞いを拡張するための形式的アプローチとリフレクティブなオブジェクト指向仕様記述言語(RMondel)のコンテクストで仕様記述の動的進化のための方法論について述べる。
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[Publications] Issam A.Hamid: "Adapt Dynamic Evolution in a Reflective Object-Oriented Computer Language" Transaction of IEICE,Information & Systems. E78-D. (1995)
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[Publications] Issam A.Hamid: "Dynamic Evolution of Distributed Systems Specification using Reflective Language" The First Asia-Pacific Software Engineering Conferena. 208-219 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid: "Highly Parallel Computation Model for Setting Rearrangeable Type Interconnection Network" International Symposium on Parallel Architectures,Algorithms,and Networks. 197-204 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid and Setsuo Ohsuga: "Type Evolution in a Reflective Object-Oriented Language" 情報処理学会論文誌. 35. 1352-1379 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid and Setsuo Ohsuga: "Rule Checking Expert System(RCES)using First Order Predicate Logic" Proc.of the Third International conference on Software Engineering. 207-216 (1994)
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[Publications] M.Erradi,and G.Bochmann,and Issam A.Hamid: "Type Evolution in a Reflective Object-Oriented Language" Publication ♯876,Department of Information and Operational Research. (1992)
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[Publications] M.Erradi,G.Bochamnn,and Issam A.Hamid: "Dynamic Modifications of Object-Oriented Specifications" Comp Euro'92,IEEE Int'l Conf.on Computer Systems and Software Engineering. (1992)
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[Publications] Issam A.Hamid: "並列コンピュータのための高速再配置可能結合網" 情報処理学会ハイパォ-マンズコンピューティング研究会試料信技報. 94. 25-32 (1995)
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[Publications] Issam A.Hamid: "再構成可能なペンズINを設定するための高速並列計算モデル" 情報処理学会計算機アーキテクチャ研究会資料信技報. 94. 17-24 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid: "ルールチェッキングエキスパートシステムの検証法" 情報処理学会ソフトウェア工学研究会資料信技報. 94. 71-80 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid: "オブジェクトの振る舞いと要求仕様記述の適合化" 情報処理学会プログラミング-言語研究会資料信技報. 94. 41-48 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid: "分散システムの振る舞いの動的拡張に対する形式的枠組" 情報処理学会ソフトウェア工学研究会資料信技報. 94. 81-88 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid: "Formal Framework For Dynamic Extension of Distributed Systems Behaviors" 情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティングシステム研究会資料信技報. 94. 89-96 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid,前川道博: "芸術と科学の融合を目指した新しい統合化教育システムの構築" 情報処理学会情報システム研究会資料信技報. 94. 1-10 (1994)
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[Publications] Issam A.Hamid,前川道博: "オブジェクト指向技術を用いた分散システム動的モデル化と解析" 情報処理学会人工知能研究会資料信技報. 93. 1-10 (1993)
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[Publications] Issam A.Hamid,大須賀節雄: "分散システムにおける実時間分散スケジュール問題について" 電子情報通信学会コンピュータシステム研究会資料信技報. 90. 125-130 (1990)