1993 Fiscal Year Annual Research Report
CIMにおける開発・設計と製造間における技術情報システムの開発-生産システムの効率化によるリードタイムの短縮を目指して-
Project/Area Number |
05680348
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
栗山 仙之助 摂南大学, 経営情報学部, 教授 (30079587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中桐 大壽 摂南大学, 経営情報学部, 助教授 (90231464)
能勢 豊一 大阪工業大学, 工学部, 教授 (40140199)
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Keywords | CIMシステム / データ・ベース / 製造技術情報 / リードタイムの短縮 |
Research Abstract |
上記研究課題に対して、今年度は、CIMシステムにおける開発・設計部門と生産管理部門との連携に重要な役割を果たす製造技術情報作成システムを構築した。このシステムは、CADで設計された図面をもとに自動的に部品展開を行い、【.encircled1.】製造図面、【.encircled2.】構成部材表、【.encircled3.】受入検査規格表、【.encircled4.】工程検査規格表、【.encircled5.】完成検査規格表、【.encircled6.】購買仕様書、【.encircled7.】作業標準書、【.encircled8.】製造基準工程表、【.encircled9.】標準手配番数表、〓原価計算書までを自動的に作成し、さらにその技術情報をノウハウとしてデータベース化を行った。その結果、開発設計と生産の一元化が可能となり、製品の設計・開発から製造までのリードタイムの大幅な短縮が実現し、経営の効率化を図ることが出来た。そして、その成果は、 1.CIMにおける生産技術情報に関する研究-CIMの構成と、その課題-OA学会論集、情報系3号、PP.63〜PP.72(1933.6) 2.CIM構築のためのシステム設計アプローチ、オフィス・オートメーション学会誌、Vol.14,No.2,PP.54〜PP.58(1993.6)等に掲載された。また今後(今年度)は、 1.製造技術情報を作成するための基準の設計を行う。 2.I/O関連図に従って、各種ファイル設計、コード設計、画面設計を行う。 等を実施し、他の部門や業務についての関連性や会社や部門の規模の発展性について、総合的に体系化する必要がある。常に変化の大きいものに十分対処できる体系を講じ、精度の高い製造技術情報システムの開発に取り組む所存である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 中桐 大壽: "CIMにおける生産技術情報に関する研究" オフィス・オートメーション学会論集、情報系. 3. 63-72 (1993)
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[Publications] 中桐 大壽: "物流ネットワークにおける輸送ロットサイズの決定に関する研究" 日本経営工学会誌. 44. 124-130 (1993)
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[Publications] 能勢 豊一: "CIM構築のためのシステム設計アプローチ" オフィス・オートメーション学会誌. 14. 54-58 (1993)
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[Publications] 栗山 仙之助: "最大作業時間割当て法によるスケジューリングに関する研究" 日本経営工学会誌. 44. 236-241 (1993)
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[Publications] 中桐 大壽: "Studies on the Prionty Rule for Production Planningin MRP system" 経営情報研究. 1. 3-12 (1994)