1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05680380
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Research Institution | KINKI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
森 正寿 近畿大学, 九州工学部, 教授 (50159191)
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Keywords | リモートセンシング / 合成 開口レーダ / 画像処理 / SAR画像 / 自然災害の監視 |
Research Abstract |
1.SAR画像再生システムの完成 平成5年度の結果を踏まえ、本研究の中心的課題であったJERS-1/SAR画像の再生処理システムを完成させた。対象データはJERS-1/SAR LEVEL=0の原データであり、未処理のものとなる。これに処理を施し、LEVEL=2.1の完成画像へと再生する。処理時間はフルシーン(約4000×5000)で約7〜8時間程度である。対象シーンとしては、長崎/雲仙・普賢岳、および地形的な比較対象のために富士山の周辺を含んだ地域のデータを取得し、再生処理した。 2.画像強調と火口部の観測 再生されたままの画像では、スペックルノイズ等のノイズを含んでおり、このままでは実用に適さない。そこで今回ルック処理段階で、再生画像をみながらパラメタを調整し画質向上をはかった。 このような段階をへて、最終的に目的とした雲仙・普賢岳のかなり良質なSAR画像を得ることができた。 今後の課題としては、研究計画でも述べたように、実際に地元長崎/島原で雲仙・普賢岳の観測を続けている研究者に判読してもらい、より一層の高画質な再生画像を得ることにある。
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