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1993 Fiscal Year Annual Research Report

新炭素材料の粒子線照射とミクロ組織の観察

Research Project

Project/Area Number 05680430
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

井関 道夫  名古屋大学, 工学部, 助教授 (70023124)

Keywordsグラファイト / 中性子照射 / 微細構造 / 熱膨張 / 照射効果
Research Abstract

試験試料としての等方性黒鉛およびC/C複合材を講入し、一部は中性子照射損傷効果を見るためバルク試料として原子炉(JOYO)照射に供した。残りの一部は、透過電顕試料を作成するため薄層化の実験を行っている。すなわち、黒鉛ブロックからダイヤモンドカッターを用いて厚さ約0.4mmに切り出し、3mmφ程度にした後同径の金属リングに接着させ、特別な治具を用いてさらに薄層化する。これを新しく購入したディンプルグラインダーにかけて中央に窪みをつけ、イオンミーリングを用いて中央部に穴のあくまで研磨した。
出来上がった試料を透過電子顕微鏡にかけ高分解能像観察を行っているが、現在の所まだ試料が厚く、再現性のある十分な像が得られていない。イオン研磨の条件がつかめていないのが原因で、勾配がつきすぎたり研磨が進まなかったりの状況にあり、顕微鏡による像観察で議論するところまで至っていない。
試料研磨の条件が確立していないため、実際の電子照射やイオン照射が進んでいないが、一方において軽イオン照射装置の開発、改良を行っている。本研究では照射粒子の違いによる損傷組織の観察を計画しているため、照射による試料の温度上昇や照射フルエンスの測定誤差があってはならない。そのため照射ホルダーに温度モニターの設置や照射量の正確な測定を行うための後方散乱測定装置の取り付けなどの測定系の開発に努力している。

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Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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