1993 Fiscal Year Annual Research Report
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05680610
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
平芳 一法 京都大学, 胸部疾患研究所, 助手 (80199108)
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Keywords | ストレス蛋白質 / コラーゲン / transtection |
Research Abstract |
HSP47は、コラーゲンの発現量に相関した発現を示す。発現調節を考えるうえで大きな興味となるのは、コラーゲンそのものがHSP47を誘導するためのシグナルそのものになり得るか否かである。このことを示唆するデータとしてV型コラーゲンを微量産生しているCHL細胞(Chinese hamster lung cell)にI型コラーゲンのal(I)鎖のみをstableにtransfectした細胞と、α1(I)およびα2(I)をstableにtransfectした細胞を用いて、HSP47の発現量を比較した。HSP47の発現は、コラーゲンの発現量が増加するにしたがって増加し、細胞外に分泌されにくいα1(I)のホモトライマーをさんせいしている細胞でより多くの増加が観察された。この事実は、コラーゲンそのものがHSP47を誘導するシグナルそのものであることを示唆するものである。さらにこの事実を検証するため、種々の変異を導入したコラーゲン遺伝子をtransientに発現する系を確立した。 同時にHSP47の転写調節領域におけるコラーゲン反応部位を検索するため、定法どおり欠損変異による突然変異体を作成し、レポーター遺伝子につなぎ細胞に導入した。細胞によっては、正常な状態でのCAT活性の回収が非常に悪く、transientによる解析が困難であった。導入する細胞として上述のCHL細胞を用いることにより、非ストレス下でもCAT活性を回収することが可能となった。現在、コラーゲンとHSP47プロモーター遺伝子のco-transfectionによりコラーゲンの変動に伴うHSP47の発現調節部位の同定を試みている。
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[Publications] Hosokawa N: "Structure of the gene encoding the mouse 47-KDa heat-shock protein(HSP47)" Gene. 126. 187-193 (1993)
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[Publications] Takechi H: "Alternative 5' splice site selection induced by heat shock" Mol.Cell.Biol.14. 567-575 (1994)
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[Publications] Kudo H: "Two collagen-binding protein,osteonectin and HSP47,are coodinately induced in transformed keratinocytes by heat and other stresses" Exptl.Cell Res.(in press). (1994)