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1994 Fiscal Year Annual Research Report

発生初期におけるカテプシンEの遺伝子発現調節と生理活性ペプチドの分解機構

Research Project

Project/Area Number 05680638
Research InstitutionKYOTO UNIVERSITY

Principal Investigator

影山 節  京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (20027501)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅岡 一雄  京都大学, 霊長類研究所, 助手 (10089138)
米沢 敏  愛知県コロニー, 発達障害研究所, 室長 (90001867)
KeywordsカテプシンE / プロカテプシンE / サブスタンスP / FGF / タキキニン / 発生初期
Research Abstract

(プロ)カテプシンEを組織より抽出・精製し、構造・機能について研究を進めた。S-S結合による2量体構造、酸化・還元による単量体<->2量体の可逆的変換、単量体のアルカリ不安定性、プロカテプシンEの存在とその活性化機構など、極めて興味深い性質を明らかにした。このことによりカテプシンEの機能がペプシンに比べ複雑であるとが明らかになり、生体内の様々な因子により活性を調節されていることが予想された。さらにカテプシンEがタキキニン類、FGFを含む一群の生理活性ペプチドを特異的に分解することを明らかにした。発生初期には様々な生理活性ペプチドが組織の分化を誘導する因子として働いている。FGFがオルガナイザーであることは確立しつつありる。また神経伝達物質とされるサブスタンスPなどが発生初期の脳で成体に比べ高濃度存在し、神経細胞の分化に関与するとされる。これらのペプチドの合成、分解機構は発生制御の問題と密接に関係していることから、カテプシンEが発生制御の一翼を担っていることは明かである。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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