1993 Fiscal Year Annual Research Report
フォスフォノ糖脂質結合タンパク質の神経生物学的機能
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05680671
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
阿部 幸子 新潟大学, 脳研究所, 助手 (60018603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 洋子 新潟大学, 医療技術短期大学部, 助手 (80018853)
小谷 昌司 新潟大学, 理学部, 教授 (60018702)
佐武 明 新潟大学, 脳研究所, 教授 (70018589)
荒木 恵子 新潟大学, 脳研究所, 助手 (70018604)
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Keywords | Aplysia nervous tissue / phosphonoglyoosphingolipid / nerve bundle-specific / Phruvylated galactose |
Research Abstract |
本年度は以下の3項目で実験を計画した。 (1),アメフラシ神経線維特異糖脂質(FGL-IIb)結合タンパク質の同定。 (2),FGL-IIbと細胞骨格タンパク質との共存の証明。 (3),FGL-IIbと同定された糖脂質結合タンパク質との結合をin vitroで証明。 (1)についてはアメフラシP2分画をSDS-PAGE,ウエスタンブロット,その後FGL-IIbを反応させ抗FGL-IIb抗体によるimmunostain法により45KDaタンパク質がFGL-IIbと反応することを確認した。目下,2D-電気泳動、ウエスタンブロットimmunostain法でFGL-IIb結合タンパク質のおおよその同定を2次元的に試みている。(2),(3)については殆ど手つかずである。その理由については,もう一方の研究で海産無脊椎動物の系統的分類をリン含有糖脂質の側面より分析中,アメフラシにおいて,コリンリン酸を含有するスフィンゴ糖脂質が糖鎖部分に脂肪酸をエステル結合している珍しい糖脂質を発見し,その構造解析に時間がかかったため,(2),(3)が殆ど手つかずになっている。今後,糖脂質の構造解析のめどがたったので,(1)の実験を軌道に乗せ,FGL-IIb結合タンパク質の確定を行う予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Sachiko Abe: "A new family of C-P glycosphingolipids in Aplysia:Structures and functions." Glycoconjugate Journal. 10. 273-273 (1993)
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[Publications] Futoshi Arakane: "Glyoolipids isolated from Aplysia kurodai can activate cyclic adenosine 3',5'-monophosphate-dependent protein kinase from rat brain." Journal of Neurochemistry. 62. 86-93 (1994)