1993 Fiscal Year Annual Research Report
インデューサ付遠心ポンプにおけるインデューサ内部のキャビテーション流動状態の解明
Project/Area Number |
05750173
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
李 先基 富山県立大学, 工学部, 助手 (90232107)
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Keywords | 遠心ポンプ / インデューサ / 内部流れ / キャビテーション / 衝撃圧 |
Research Abstract |
遠心ポンプに取り付けられたインデューサ内部のキャビテーションの解明とキャビテーションによるエロ-ジョンの予測システムの確立を目的として、本年度は以下の実験を行った。 インデューサ内部のキャビテーション流れの可視化 インデューサ壁面の非定常圧力の測定 インデューサ前後の流速変動の測定 その結果、以下のことを明らかにした。 1.インデューサの入口角の増大、流量・吸込圧の低下とともに、インデューサ内部にはくりが進行し、壁面圧力波形の歪や乱れが大きくなる。 2.キャビテーションはインデューサ入口側から出口側へ領域、規模ともに発達し、不安定な状態になっていく。 3.インデューサの使用による吸込性能の改善は、最高効率流量付近で著しく、インデューサ入口側逆流流量で急激に小さくなり、それ以下の流量ではあまり見られない。 4.NPSHを下げた時のキャビテーション流れは比較的安定であるが、流量、入口角の変更によるはくりなどが原因で生じたキャビテーションは不安定である。 今後、上記実験を継続して行うとともに、衝撃圧センサを製作してキャビテーションエロ-ジョンとの相関を研究してゆく予定である。
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Research Products
(1 results)