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1993 Fiscal Year Annual Research Report

活性化好中球による肝細胞障害機序の解折

Research Project

Project/Area Number 05770897
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

尾高 真  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20233554)

Keywordsサイトカイン / 肝障害 / G-CSF
Research Abstract

肝における虚血再潅流障害や肝切後の肝細胞障害の際、組織障害と活性化好中球との関係が注目されている。各種サイトカインにより遊走、活性化された好中球は活性酸素や顆粒成分を介して組織障害を引き起こすと考えられている。そこで、われわれはG-CSF(granulocyte-colony-stimularing-factor)を経門脈的に投与し白血球増多、好中球機能の賦活を誘導し活性化好中球が肝細胞に及ぼす影響を検討した。
実験動物としてHartley系雄性モルモットを使用し、脾臓を有茎に脱転し背部皮下に固定して、脾静脈を介した経門脈的投与ルートを造設した。そのモデルを用いて経門脈的にG-CSFを投与すると血清GOT,GPTが有意に上昇し、組織学的には好中球浸潤を伴った肝細胞障害が発生した。またその際、肝組織内過酸化脂質が有意に上昇していた。次にG-CSF投与前にPGI^2、OKY046を経門脈的に投与するとGOT,GPTの上昇はG-CSF単独投与に比べて有意に抑制された。
以上の実験結果から生体内で活性化された好中球は活性酸素、アラキドン酸代謝経路を介して肝細胞障害を引き起こすことが示唆され、好中球を介した組織障害に対するPGI_2,OKY046の有効性を確認した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 尾高真: "Invivo 活性化好中球を介した肝細胞障害の発生機序に関する実験的研究" 日本消化器外科学会雑誌. 27. 45-51 (1994)

URL: 

Published: 1995-05-17   Modified: 2016-04-21  

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