1993 Fiscal Year Annual Research Report
硬変肝切除における全肝阻血下 In situ 肝冷却法の有用性
Project/Area Number |
05770926
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
中島 公洋 大分医科大学, 医学部, 助手 (60227775)
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Keywords | 硬変肝切除 / 肝阻血 / In situ cooling |
Research Abstract |
臨床肝切除症例を用い I群:conventionalなintermitlent Pringle法のもとで肝切除を行なった群 II群:In situ cooling下にcontinuous Pringle法のもとで肝切除を行なった群 について(1)I II群における術後GPT、TB、PTの推移を比較 (2)I II群の術中出血量を比較 (3)II群の肝実質温を測定 (4)II群の肝組織血流量を測定 (5)II群の肝組織ATP (6)I II群における術後IL-6の推移を比較した。 (1)……II群における術後GPT、TB、PTの推移はI群とほぼ同等であった。 (2)……II群の術中出血量は、I群に比べ有意に減少した。 (3)……肝実質温は、24℃まで下がり、1時間かかって徐々に37℃まで復温した。 (4)……肝組織血流量はPringle前の100%からPringle行なって25%までdownし、Pringle解除して90%までもどった。 (5)(6)……Data解析中です。
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