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1993 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトパピローマウイルスに対するリセプターの検索

Research Project

Project/Area Number 05771281
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

宮崎 亮一郎  順天堂大学, 医学部, 講師 (30166160)

Keywordsリセプター
Research Abstract

子宮頸部異形成および子宮頚部癌細胞中にヒトパピローマウイルスの遺伝子が存在し、このウイルス感染と子宮頸部病変とは密接な関連性があるとされている。さらに、最近ではDNA解析方法が簡便化され、このウイルスには数十種類のタイプが存在することが明らかにされているのが状況である。一方近年、ある種のウイルスにおいては、ウイルスが細胞内に取り込まれる際に、感染を受ける側の細胞上にそのウイルスに対応するリセプターが存在する場合があるとされている(例えば、サイトメガロウイルスにはクラスI、エイズウイルスにはCD4、ライノウイルスにはICAM-1等)。これらの事実を考え合わせると、子宮頸部細胞上にヒトパピローマウイルスに対応するリセプターの存在する可能性は高く、本研究ではこのリセプターが何であるのかを解析することを目的として現在以下の実験系を組んで検討中の段階である。
1.ヒトパピローマウイルス感染が顕微鏡的に確認された組織をさらにDNA解析法でそのウイルスのタイプを分析している状況である。
2.婦人科疾患で手術的に摘出された組織で健常部分を正常対照としてストック中である。
3.必要な抗体を購入している段階である。
ICAM-1、ICAM-2、VCAM-1、LFA-3、CSF1R等が安定した形で供給されておらず、現在それらの抗体をいかにするか検討中である。

URL: 

Published: 1995-05-17   Modified: 2016-04-21  

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