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1993 Fiscal Year Annual Research Report

インプラントの歯根膜形成にキチン・キトサン膜を用いる実験的研究

Research Project

Project/Area Number 05771722
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

木山 美和子  昭和大学, 歯学部, 助手 (80221216)

Keywordsインプラント / 歯根膜細胞 / 細胞接着性 / 細胞増殖性 / 高分子電解質錯体膜 / キチン・キトサン
Research Abstract

本研究の目的は高分子電解質錯体膜(PEC:キチン・キトサン膜)を用いて、インプラント体に歯根膜を形成することにある。そこでインプラント体へPECをコーティングし、その膜へ歯根膜細胞を接着増殖させ歯根膜をインプラント体へ形成する基礎的研究として、高分子電解質水溶液の配合を変えることによりPECの表面荷電を変え、インプラント体への細胞接着性及び増殖性の向上を試みた。
1)高分子電解質錯体膜(PEC:キチン・キトサン膜)の細胞接着試験及び増殖実験。
高分子電解質水溶液キチン(ポリアニオン):キトサン(ホリカチオン)の配合を1:1に混ぜることによりNeutral chargeになるが、キチン:キトサンの配合を2:1に混ぜることによりMinus chargeに、また1:2に混ぜることによりPlus chargeになる。ポリアニオンとしてs‐キチン,P‐キチン,CM‐キチン70,CM‐キチン100の4種類、ポリカチオンとしてキトサン70,キトサン100の2種類を組み合わせたPECを培地として線維芽細胞を培養しその接着性及び増殖性の比較検討を行った。その結果Minus chargeではキトサン70とs‐キチン、キトサン100とP‐キチン,CM‐キチン70,CM‐キチン100の組み合わせにおいて細胞増殖性に向上がみられ、Neutral chargeではキトサン70とP‐キチン,CM‐キチン70、キトサン100とs‐キチン,CM‐キチン100の組み合わせにおいて細胞接着性に、キトサン70とCM‐キチン70の組み合わせにおいて細胞増殖性に向上が見られた。
2)PECコート人工歯根の生体内植立実験。
PECコート人工歯根を成犬生体内に植立し、線維芽細胞の接着試験及び増殖実験を試みたが、人工歯根埋入時にPECコートの剥離が見られ実験は成功しなかった。現在PECコーティングの方法を検討中である。

URL: 

Published: 1995-05-17   Modified: 2016-04-21  

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