1994 Fiscal Year Annual Research Report
アロ抗原ペプチドの解析とその抗原特異的な免疫抑制効果の検討
Project/Area Number |
05807103
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Research Institution | UNIVERSITY OF TOKYO |
Principal Investigator |
別宮 好文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (70199454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝口 雅文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (00183450)
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Keywords | HLA-B35 / HLA-B51 / アロ抗原ペプチド / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
HLA-B51分子を移入したHmy2C1R細胞より、HPLCを用いて、アロ抗原特異的なペプチドの分画を分離でき,このペプチドの分画を、HLA-B51分子を移入したT2細胞(T2-B51細胞)に加えると、HLA-B51特異的アロCTLクローンの認識が生じることを確認したことは、昨年の実績報告書で報告した。アロ抗原ペプチドの含まれているHPLCの分画より、ペプチドのシークエンスを決定すべく、種々のカラムを使って分離、精製を試みているが、シークエンスを決定できていない。シークエンスの決定には、HPLC分画のさらなる精製が不可欠であるが、そのためには、HLA-B51分子に特異的な抗体を用いたアフィニティーカラムをつかって、ペプチドを精製する必要がある。現在、モノクローナル抗体を作成中であるが、未だできていない。したがって、ペプチドを用いた特異的免疫抑制の実験は行えない現状である。
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Research Products
(1 results)