1994 Fiscal Year Annual Research Report
低出力レーザーの組織賦活作用の解明について-神経賦活および上皮再生促進能を中心に-
Project/Area Number |
05807192
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Research Institution | Aichi-Gakuin University |
Principal Investigator |
吉田 憲司 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学第1講座, 講師 (40183701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 道生 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学第1講座, 助手 (20261026)
加藤 麦夫 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学第1講座, 講師 (30214406)
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Keywords | 低出力レーザー / 顔面神経麻痺 / 下唇知覚麻痺 |
Research Abstract |
神経賦活作用に関する実験的研究: (1)低出力レーザーの末梢神経内血行動態に及ぼす影響についての実験的研究: ラット坐骨神経中枢側にNd-YAG,Ga-Al-As半導体レーザー,He-Neレーザーを種々の照射出力にて照射する。その際、末梢側の部位にて、レーザー微小血流計を用いて末梢神経内血流量を計測し、低出力レーザーの末梢神経内血行動態に及ぼす影響について検討を行った。 (2)低出力レーザーの末梢神経軸索内の神経栄養因子の影響について; 神経関連蛋白を指標として、低出力レーザー単回照射、及び連続照射時の影響について、検討中である。単回照射群はラット坐骨神経を露出し、中枢側に各種レーザーを種々の照射出力、時間にて照射する。その後、照射部位よりも末梢側部位の坐骨神経を摘出し高感度エンザイムイムノアッセイにて神経関連蛋白を定量化する。連続照射群は適正照射条件にて週3回、2週間、坐骨神経に照射し、その後の神経関連蛋白を定量化し、低出力レーザーの末梢神経軸索内の神経栄養因子の影響について検索した。 神経賦活作用に関する臨床的検討 顔面神経麻痺、下唇知覚麻痺の患者に対して、Nd-YAG,Ga-Al-As半導体レーザーを星状神経節へ照射して臨床的検討を行った。臨床的効果についてはNd-YAGレーザーの方が有効性があると思われた。 以上の結果の概要について平成6年、第4回国際歯科レーザー会議、第6回日本レーザー歯学会、第39回日本口腔外科学会総会(シンポジウム)にて発表を行った。
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