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1994 Fiscal Year Annual Research Report

生涯学習をめざした男女共学共修のための技術・家庭科の構造分析と指導法の開発

Research Project

Project/Area Number 05808025
Research InstitutionNagasaki University Faculty of Educatoin

Principal Investigator

赤崎 眞弓  長崎大学, 教育学部, 助教授 (40123856)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松原 伸一  滋賀大学, 教育学部, 助教授 (30165857)
Keywords技術・家庭科 / 男女共学共修 / 生涯学習 / 教育内容の構造分析 / 小・中・高の一貫性 / 指導法
Research Abstract

本年度の実施計画にしたがって,研究をおこなった.その成果を以下に示す.
1.昨年度から行っている技術・家庭科の領域の再編成をめざして,現行学習指導要領の教育内容からキ-概念を抽出し,それらについて,10個あるいは14個のカテゴリーに0から2までの3段階のウエイトづけをすることによって,領域再編成のためのカテゴリー作りを行い,その結果,資源,情報,人間関係,食生活,衣生活,住生活の6つの領域を設定することができた.
2.当初計画では,1で設定した6つの領域について,男女共学共修カリキュラムを設計し,授業を行う予定であったが,授業実践が不可能となったため(協力教諭の転勤)やむなく中止した.
3.男女共学共修のための指導方法として,ISM法を用いた授業展開方法をその難易度によって15種類に分けて提案し,その中の8の方法を用いて「わたしたちと家族」の授業を実践し,分析を行った結果,男女共に個々の学習が保障されることが明らかになった.この研究については,赤崎によって論文化されている.
4.男女共学共修のための指導方法として,共同研究者が提案している二次元イメージ拡散法を利用して授業を行った.その結果,学習者の考え方や行動の変容を期待することができる指導方法であることが明らかになった.
5.教科としての歴史的な変遷をふまえることは大切であるが,教科論を振り回していては新しいカリキュラムの提案は不可能である.
6.今後の課題として,カリキュラム提案のための研究状況を整えていくこと,ISM法を用いた15種類の授業展開方法を有効に利用できる中学校技術・家庭科の領域と題材を明らかにすること,二次元イメージ拡散法のデータ集計やグラフ化への作業手順の簡素化を図ることがあげられる.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 赤崎眞弓: "中学校技術・家庭科「家庭生活」領域における家族関係に関する授業の試み 〜ISM教材構造チャートを利用して〜" 長崎大学教育学部教科教育学研究報告. 24. 41-54 (1995)

  • [Publications] 松原伸一: "技術科教育の新しい枠組みについて(II)" 日本産業技術教育学会論文誌. 36-1. 71 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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