1993 Fiscal Year Annual Research Report
肝移植後血清・リンパ液による小腸移植後拒絶・GVHD抑制効果に関する研究
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05857122
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
田中 潔 自治医科大学, 医学部, 講師 (60155124)
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Keywords | 小腸移植 / 肝移植 / 拒絶 / GVHD |
Research Abstract |
1.ラットOLTserumおよびOLTlymphの採取 DAをdonor、PVGをrecipientとしたラット同所性全肝移植を鎌田法に準じて14組に施行した。その結果、術中死5、10日以内死亡4、11-30日死亡1、31-59日死亡2であり、60日生存は2匹のみであった。死亡例の死因は出血・肝不全・胆道合併症と思われた。生存例の1匹よりOLTserumを1匹よりOLTIymphを採取した。 2.ラット小腸移植手術手技の確立 DAをdonor、PVGをrecipientとして、7組に対し、recipient左腎動静脈graftのaortic cuffおよび門脈をcuffを使って吻合する方法により小腸移植手術を行ったが、動脈血流が得られない、動脈血栓形成、あるいは門脈屈曲による腸管うっ血のため、graftの長期生着は得られなかった。そこで、Aortic cuffをrecipientのAortaに側端吻合する方法をとり、8組に移植手術を行ったが、吻合部よりの出血にてgraftの生着は得られなかった。 したがって、現時点でコントロールとしての拒絶、GVHDモデルの作成も不可能であった。
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