1994 Fiscal Year Annual Research Report
中国上海市における加速的近代化政策の改善に関する政策科学的研究
Project/Area Number |
06041102
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
小林 秀徳 中央大学, 総合政策学部, 教授 (60119360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
談 敏 上海財経大学, 校長, 教授
潘 洪萓 上海財経大学, 校務委員会主任, 教授
王 惠玲 上海財経大学, 経貿外語系主任, 教授
佐原 寛二 豊橋短期大学, 経営情報学科, 助教授 (40259346)
スティーブン リード 中央大学, 総合政策学部, 教授 (10256018)
富山 慶典 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (50207627)
小野 宏哉 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (70185643)
宮川 公男 一橋大学, 商学部, 教授 (60017473)
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Keywords | 上海浦東 / 加速的近代化 / 政策 / 社会主義市場経済 / 政策科学 / 政策研究 / システムダイナミックス / 政策過程 |
Research Abstract |
実施計画のとおり、予備的システムダイナミックスモデリングと現地政策分析チームの編制および第1次調査の実施を行った。 1.東京における研究分担者・研究協力者会合をひらき、研究分担者と中国側研究協力者との間で、予備的システムダイナミックスモデリングを行い、シミュレーション結果を検討することによって、必要データ・現地調査項目を確定した。この会合は7月10日から19日の間に行われ、短期間であったにもかかわらず、研究分担者・研究協力者の努力により3年間の研究計画全体にわたる展望が開かれた。 2.上海における研究分担者・研究協力者会合をひらき、協同政策分析チームの編制と、モデル改訂・改善を実現し、データ入手・調査実施計画を策定した。この会合は9月10日から14日の間に行われ、協同研究者全員を政策分析チームとして今後の研究計画を実施してゆくことが確認された。 3.第1次調査を行い、上海市および浦東新区に関するデータの計画的収集と調査計画の予備的実施が行われた。この調査は平成6年10月から平成7年3月までの6ヵ月間にわたって実施され、中国側研究分担者と研究協力者の有機的連携関係の成果によって、所期の目的を十二分に達成することができた。調査手法としては、公表されているデータの統計的処理、インタヴュー・ヒアリングによる1次データの採集、研究協力者の社会的関係を利用しての未公開データへのアクセスなどがとられた。 以上が研究実績の概要である。
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[Publications] 小林秀徳: "総合政策研究の方法について" JJPC(中央大学総合政策学部紀要). 1(予定). (1995)
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[Publications] 小林秀徳: "21世紀への政策課題とわが国の進路(政策科学研究シリーズNo.2)" 財団法人 統計研究会 発行, 26 (1994)